家計見直しの基本の流れ
この記事でわかること
・家計を見直す具体的な手順
・家計調査の実践的な使い方
・無理なく黒字を作るための考え方
生活費を見直そうと思ったとき、
- 「平均より多いのはダメなのか?」
- 「どこを削ればいいのか分からない」
- 「節約しすぎるのも不安」
と感じることはないでしょうか。
家計調査などの平均データは参考になりますが、
それをそのまま目標にしてしまうと、かえって無理が出やすくなります。
大切なのは、平均に合わせることではなく、無理なく黒字を作ることです。
この記事では、家計を整える基本の流れと、
家計調査を「見直しのヒント」として使う方法をまとめます。
まずは生活費を把握する
最初にやることは、毎月の支出を把握することです。細かくやりすぎる必要はありません。まずは一般的な費目で整理すればOKです。
例:生活費の分類
- 住居費(家賃・住宅ローン)
- 食費(外食・中食含む)
- 光熱費(水道・電気・ガス)
- 通信費(スマホ・ネット)
- 日用品
- 交通費(ガソリン・電車)
- 保険
- 教育費
- 娯楽費(サブスク含む)
- その他
ただし、生活費は毎月きれいに一定ではありません。月ごとのブレをならすために、2〜3か月平均で見るのがおすすめです。

固定費と変動費を分けて見ておくと、さらに実態をつかみやすくなりますが、ここではそこまでしなくても大丈夫です。
収入把握は世帯単位で
次に収入を整理します。会社員であれば、給与がメインになると思います。また、収入には2つの見方があります。
- 支給額(額面)
- 手取り額(可処分所得)
家計管理をしていくうえでは、実際に手元にあるお金からやりくりするので、家計に使えるお金は手取りなので、基本は手取りベースで考えます。
また、家計は家庭単位で整えたいので、共働きの場合は、夫婦の収入を合算して考えることが大切です。
収支を見て黒字かどうかを確認する
支出と収入を並べて、まずは全体のバランスを見ます。
- 赤字 → 見直しが必要
- 黒字 → 余力あり(ただし次で判断)
例えばこんな形です。
| 収入 | 支出 | 差額 | 家計状況 |
| 35万円 | 37万円 | -2万円 | 赤字 |
このような感じで、まず全体の家計状況を確認できます。
家計見直しのヒント|家計調査の使い方
ここで、生活費の目安として、総務省統計局の家計調査を参考にします。
それによると2人以上世帯あたりの平均支出はおおよそ31万円/月と言われています。
2026年(令和8年)1月分 (2026年3月10日公表)家計調査二人以上の世帯では次のようになっています。
消費支出
消費支出(二人以上の世帯)は、 1世帯当たり 307,584円
前年同月比 実質 1.0%の減少 名目 0.7%の増加
前月比(季節調整値) 実質 2.5%の減少
引用元:総務省統計局『家計調査』2026年1月分(2026年3月10日公表)より
ただし、このデータには注意点があります。
- 住居費 → 持ち家の人は、みなし分の家賃なので実態とズレる
- 交通費 → 自動車の有無があると思いますが、通信とまとめて含まれる
こうした点でズレが出やすいと思いますので、 それ以外の費目を中心に見ると、実践的に使えます。
モデルケースで見直しポイントを探す
実際にモデルを使って見直ししてみましょう。支出が37万円だった場合の比較は以下のようになります。
| 費目 | 家計例 | 調査データ | データ比較 |
|---|---|---|---|
| 食費 | 85,000 | 93,000 | -8,000 |
| 住居費 | 70,000 | (60,000) | +10,000 |
| 水道光熱費 | 25,000 | 28,000 | -3,000 |
| 家具・家事用品 | 20,000 | 13,000 | +7,000 |
| 被服費 | 20,000 | 10,000 | +10,000 |
| 医療費 | 10,000 | 15,000 | -5,000 |
| 交通・通信費 | 40,000 | 30,000 | +10,000 |
| 教育費 | 20,000 | 8,000 | +12,000 |
| 娯楽費 | 30,000 | 32,000 | -2,000 |
| その他 | 50,000 | 50,000 | 0 |
| 合計 | 370,000 | 339,000 | +31,000 |
表の赤字にした部分が平均値よりも多い費目で、見直し候補になります。
このケースでは、全体で約3万円分が平均値より多い結果になりました。ただし、これは平均値での比較ですから、世帯人数、住む地域などによっても状況は異なります。
あくまで見直しのきっかけの材料として捉えてもらうのが良いと思います。
見直しの考え方|管理人の場合
家計とデータの比較ができたら、あとは見直しです。あらためて今回の条件を並べるとこうなります。
| 収入 | 支出 | 平均支出データ | 見直したい額 |
| 35万円 | 37万円 | 34万円 | 2〜3万円 |
見直しの際はすべての費目を削る必要はありませんし、その逆に平均値よりも支出が多いからと言って、必ず削らないといけないということもありません。自分でできる、やりやすい形で見直すことが大事です。
私が意識しているのは次のようなバランスです。
- 食費 → 削りすぎない(共働きなので中食も活用)
- 光熱費 → 無駄は減らすが我慢しない
- 通信費 → 格安SIMなどで合理的に見直す
- 娯楽費 → サブスクは増えやすいのでチェック
つまり、自分や家族の生活の満足度に影響が小さいところから整えるという考えです。
まとめ
今回は家計管理の見直しを家計データも参考にしながら見直し例をあげてみました。
- まずは支出と収入を把握する
- 黒字かどうかを確認する
- 家計調査は見直しのヒントに使う
- 自分に合ったバランスで整える
生活費は、平均に合わせるものではありませんし、それぞれでやりやすい水準があると思います。ただし、限られた収入の中でやりくりするには、すべてが思う通りにすることも難しいと思います。
大事なのは、無理のない範囲で、自分に合った生活費のラインを見つけていくことが大切だと思いますので、ぜひこの記事を参考に家計のチェックをしてもらえたらと思います。



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