この記事の結論
100 − 年齢 = リスク資産割合 という考え方がある
投資を始めると、「インデックスファンドをどれくらい買えばいいの?」「高配当株も持った方がいいの?」「そもそも株式を何%くらい持てばいいの?」と迷うことがあります。
そんなとき、最初の目安になる考え方があります。今回はこの考え方の解説をしていきます。
ただし、これは絶対の正解ではありません。
あくまで、自分の株式比率を考えるための「出発点」です。
なぜ年齢を引くのか
「100−年齢」という考え方は、とてもシンプルです。
若い人は株式を多めに持つ。年齢が上がるにつれて、株式を少しずつ減らす。
これだけです。
理由は、若いほど時間があるからです。
仮に相場が大きく下がっても、30代や40代であれば、回復を待つ時間があります。
毎月の給料もあり、これから積み立てる期間も残っています。
一方で、退職が近づくほど、暴落のダメージは大きくなります。
退職直前に資産が大きく減ると、生活設計に影響が出やすくなります。
だから、年齢が上がるほど株式を減らし、現金や債券などの割合を増やしていく。
これが「100−年齢」の基本的な考え方です。
難しい理論というより、米国で長く使われてきた経験則から生まれたものと言われています。
年齢別に見るとこうなる
100−年齢で考えると、株式比率の目安は次のようになります。
- 30歳:株式70%
- 40歳:株式60%
- 50歳:株式50%
- 60歳:株式40%
こう見ると、かなりわかりやすいです。当たり前ですが、年齢が10歳上がるごとに、株式比率を10%ずつ下げていくイメージです。
おそらくこの比率を見ると、日本では「投資しすぎじゃないのか?」という声が聞こえてきそうです。ここは投資先進国である米国と、バブル崩壊後に銀行預金こそ正義という風潮になった日本の文化の違いもあるかもしれません。
ただ、今はインフレも進んでいますし、退職後も長く生きる時代です。60歳で仕事を終えても、その後20年、30年と資産を使いながら運用する可能性があります。そのため、100−年齢では少し保守的だと考える人もいます。
もう少し積極的に考えるなら、100から年齢を引くのではなく、110や120から引くという考えもあるようです。
つまり40歳の場合、株式比率は60〜80%くらいの間で考えると、現実的な目安になります。

80%ってほとんどがリスク資産になっていますけど、大丈夫なんでしょうか・・・

その人の生活環境や、性格にもよるので、いきなりリスクを高く取るのではなく、徐々に調整していくのがいいと思います。
大事なのは「何%が正解か」ではない
ここで大切なのは、60%が正解、80%が正解、という話ではないことです。
同じ40歳でも、人によって状況は違います。
教育費がこれから大きくかかる人。
住宅ローンがある人。
共働きで収入が安定している人。
生活防衛資金が十分にある人。
相場が下がると不安になりやすい人。
それぞれ取れるリスクは違います。なので、100−年齢は「答え」ではなく「ものさし」です。
まず100−年齢で自分の目安を出す。そこから、自分の生活に合わせて増やすか減らすかを考える。
この使い方がちょうどいいと思います。
株式比率とインデックス・高配当株の比率は別
ここは少し混乱しやすいところです。
「100−年齢」で考えるのは、資産全体のうち、株式を何%持つかです。一方で、インデックスファンドと高配当株の比率は、株式の中身をどう分けるかという話です。
たとえば資産全体が1,000万円あるとします。
株式比率を60%にするなら、
- 株式:600万円
- 現金など:400万円
です。
そして、その株式600万円の中を、
- インデックスファンド
- 高配当株
- 高配当ETF
- 日本株
- 外国株
などに分けていきます。
つまり順番としては、
まず、資産全体の株式比率を決める。
次に、その株式部分をどう分けるかを考える。
この順番です。
インデックスファンドも高配当株も、基本的にはどちらも株式です。
だから、「インデックスと高配当株をどう分けるか」は、株式比率を考えた後の話になります。
私の場合:株式部分はインデックスと高配当株がほぼ5:5
私自身は43歳です。
100−年齢で考えると、株式比率の目安は57%です。
ただ、まだ老後までの運用期間があります。毎月の収入もあります。そのため、実際には100−年齢の57%よりも、少し高めの株式比率を意識しています。一方で、すべてを投資に回しているわけではありません。
生活防衛資金や、近いうちに使う可能性があるお金は、現金として残すようにしています。現金があるからこそ、相場が下がったときも慌てずにいられるからです。
そして、株式部分の中身は、インデックス投資と高配当株をおおむね5:5に近い比率で持っています。
インデックス投資は、資産を増やすための土台。
高配当株は、配当収入を育てるための仕組み。
このように役割を分けています。理論上のリターンだけを考えれば、インデックス投資をもっと多くする考え方もあります。ただ、私の場合は、配当金が入ってくることで投資を続けやすくなります。株価が下がっているときでも、配当があることで落ち着いて持ち続けやすいです。
投資は、数字だけでは続きません。
自分が不安になりすぎず、長く続けられる形にすることも大切です。

私の2026年の6月時点でのリスク資産割合は約85%になっています。少しリバランスが必要だと感じますね。
まとめ
今回はリスク資産の割合を考えるための目安について紹介しました。ただし、これはあくまで目安ですから、自分の生活環境や投資スタイル、性格にあった割合を考えるのが大事です。
性格別の投資のタイプ診断記事はこちら
→【1分診断】投資配分は何%が正解?あなたの最適ポートフォリオがわかるタイプ別判定ツール
ぜひこの記事をきっかけに自分のリスク資産のバランスを考えてみてください。
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