つみたてシミュレーター(金融庁)の使い方|3つのモードで積立を試算する手順【図解】

投資の考え方

「毎月いくら積み立てたら、将来どのくらいになるの?」——これを登録不要・無料でサッと試せるのが、金融庁のつみたてシミュレーターです。3つのモードがあり、複利の効果が数字とグラフでひと目でわかります。この記事では、実際の画面を見ながら使い方を解説します。

つみたてシミュレーターとは

金融庁が提供する無料ツールで、積立額・利回り・期間などを入れると、将来の資産額や必要な積立額をグラフで表示してくれます。中立的な公的機関のツールなので、商品の宣伝もなく安心して使えます。

つみたてシミュレーター(金融庁・公式サイト)はこちら

3つのモードから選んで試算する

つみたてシミュレーターは、トップ画面で「将来いくらになる?」「毎月いくら積み立てる?」「何年間積み立てる?」の3つのモードから選ぶ仕組みです。知りたいことに合わせて選べばOKです。

つみたてシミュレーターのトップ画面
つみたてシミュレーターのトップ。3つのモードから選んで試算する。

①「将来いくらになる?」毎月の積立額から将来の資産額を出す

まずは一番ベーシックなモードです。毎月の積立金額・想定利回り・積立期間の3つを入力します。ここでは例として、毎月3万円・想定利回り3%・20年で試算してみます。

将来いくらになる?の入力画面
「将来いくらになる?」の入力例(毎月3万円・利回り3%・20年)。

「計算する」を押すと、結果が表示されます。将来の運用資産額は981万円。積み立てた元本は720万円(3万円×12か月×20年)なので、運用収益だけで約260万円上乗せされている計算です。グラフの黄色い部分(運用収益)が後半になるほど膨らんでいくのが、複利の効きを実感できるポイントです。

将来いくらになる?の結果画面
結果:将来の運用資産額981万円(元本720万円+運用収益約260万円)。

②「毎月いくら積み立てる?」目標額から必要な積立額を逆算

「20年後に1,000万円ほしい」など、ゴールが決まっている人向けのモードです。目標金額・想定利回り・積立期間を入力します。ここでは目標1,000万円・利回り3%・20年で試算します。

毎月いくら積み立てる?の入力画面
「毎月いくら積み立てる?」の入力例(目標1,000万円・利回り3%・20年)。

結果は毎月30,595円。もし運用せずに現金だけで1,000万円を20年で貯めるなら月約4.2万円必要ですが、利回り3%で運用できれば月3万円ちょっとで届く——この差が運用の力です。

毎月いくら積み立てる?の結果画面
結果:毎月の積立金額は30,595円(目標1,000万円・利回り3%・20年)。

③「何年間積み立てる?」目標額に届くまでの期間を出す

「毎月これだけ積み立てると、目標まで何年かかる?」を知りたいときのモードです。目標金額・想定利回り・毎月の積立金額を入力します。目標1,000万円・利回り3%・毎月3万円で試算してみます。

何年間積み立てる?の入力画面
「何年間積み立てる?」の入力例(目標1,000万円・利回り3%・毎月3万円)。

結果は20年4ヶ月。毎月3万円でも、20年ちょっとで1,000万円に到達できることがわかります。期間を可視化すると、「早く始めるほどゴールが近づく」ことが直感的につかめます。

何年間積み立てる?の結果画面
結果:積立期間は20年4ヶ月(目標1,000万円・毎月3万円・利回り3%)。

使うときのポイント

意識したいのは、想定利回りは控えめ(3〜4%程度)で見ておくことです。高い利回りを入れると将来額は大きく出ますが、過度な期待は禁物。また、期間を10年・20年・30年で変えてみると、複利の効き方の差がはっきり見えます。3つのモードを行き来して、「いくら貯まる?」「いくら必要?」「何年かかる?」を自分の数字で確かめるのがおすすめです。

私の使い方

私はこのツールを、積立額を決めるときの「背中を押す道具」として使っています。数字で複利の伸びが見えると、無理のない金額でも長く続ければ十分に育つと納得でき、相場が下がった時期でも積立を止めない支えになります。実際わが家も、最初は少額から始めて、生活が回ることを確認しながら積立額を少しずつ増やしてきました。

まとめ

  • つみたてシミュレーターは「将来額」「必要積立額」「必要期間」の3モードで試算できる
  • 毎月3万円・利回り3%・20年なら将来981万円(うち運用収益が約260万円)
  • 想定利回りは控えめに、期間を変えて複利の効き方を比較するのがコツ

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