この記事の結論
- 高配当株は初心者でも選択肢になる
- ただし、最初から大きく買うのはおすすめしない
- 生活防衛資金を確保し、余裕資金で少額から始めたい
高配当株に興味はあるけれど、初心者がいきなり始めても大丈夫なのか。このように感じる人は多いと思います。配当金がもらえる投資と聞くと、なんとなく安心感があります。
「持っているだけでお金が入るなら続けやすそう」、「将来の副収入になったらうれしい」そう感じる人もいるのではないでしょうか。
ただし、株式投資である以上、株価が下がることもありますし、配当金が減ることもあります。
この記事では、初心者が高配当株とどう向き合えばよいかを、会社員家庭の目線で整理します。
高配当株は初心者でも選択肢になる
まず、高配当株は、初心者でも選択肢になりえると考えます。理由は、配当金という形で投資の成果を感じやすいからです。
インデックス投資は、長期でじっくり資産を増やす方法として有力です。ただ、人によっては途中経過が見えにくく、続ける実感を持ちにくいこともあります。
一方で、高配当株は配当金を受け取れるため、
「投資を続けている意味がある」
と感じやすい面があります。
この実感は、投資を長く続けるうえでメリットになります。
ただし、ここで大切なのは、初心者でも選択肢になることと、初心者に無条件でおすすめできることは違うという点です。
高配当株は魅力がありますが、リスクもあります。そのため、家計に余裕がない状態で始めたり、配当利回りだけを見て買ったりするのは注意が必要です。
次に高配当株のメリット・デメリットを見ていきます。

高配当株のメリット
高配当株のメリットは、主に3つあります。
1)配当金を受け取れる
高配当株の一番わかりやすいメリットは、配当金を受け取れることです。株を持っていることで、会社の利益の一部を配当金として受け取れる場合があります。
もちろん、配当金だけで生活するには大きな資金が必要です。それでも少額でも配当金が入ると、「投資からお金が入ってきた」という実感を持ちやすくなります。
2)投資を続けるモチベーションになる
投資は、始めることよりも続けることが大切です。高配当株は配当金という形で実際に入金があって成果が見えやすいので、投資を続けるモチベーションになりやすいです。
インデックス投資のように評価額の増減だけを見る投資とは、少し違った楽しさがあります。
3)将来のキャッシュフローを意識しやすい
高配当株は、将来の収入の流れを作れる投資です。会社員として働きながら、給与以外のお金の流れを少しずつ作る。これは、将来の選択肢を増やすうえで大切な考え方です。
高配当株のデメリット
一方で、高配当株には注意点もあります。
1)元本保証ではない
当たり前ですが、高配当株は株式投資です。そのため、株価は上がることもあれば下がることもあります。配当金を受け取っていても、株価が大きく下がれば、評価額ではマイナスになることがあります。「配当金があるから安全」と考えるのは危険です。
元本割れがどうしても怖い人は、まず守るお金の置き場所を整える方が安心です。
関連記事:
→元本割れが嫌な人に個人向け国債はあり?初心者向けにやさしく解説
2)配当金は減ることがある
配当金は、必ず毎年同じようにもらえるわけではありません。会社の業績が悪くなれば、配当金が減ることがあります。これを減配といいます。場合によっては、配当金がなくなることもあり、これを無配転落といいます。
高配当株投資では、減配や無配転落をできるだけ避けたいところです。そのためには配当利回りの高さだけで判断しないことが大切です。
3)銘柄選びが必要になる
高配当株は、どの会社の株を買うかを自分で考える必要があります。有名な会社だから安心。配当利回りが高いからお得。このように単純に選ぶと、失敗につながることがあります。
初心者のうちは、最初から大きな金額を入れず、少額で学びながら慣れていく方が現実的です。
初心者はどう始めればいい?
初心者が高配当株を考えるなら、まず生活防衛資金を確保することが大切です。生活費や急な出費に備えるお金まで投資してしまうと、相場が下がったときに不安になりやすくなります。
高配当株を始めるなら、すぐ使うお金は普通預金、守りたいお金は個人向け国債なども選択肢、長期で増やしたいお金の一部を高配当株に回す。
このように分けて考えると安心です。
生活防衛資金がどれくらい必要か迷う方は、こちらの記事で確認できます。
→生活防衛資金はいくら必要?シミュレーターで「投資を始めていい状態か」を確認しよう
高配当株とインデックス投資はどちらがいい?
初心者向けの投資としては、インデックス投資が取り上げられることが多いです。一方で、高配当株投資も、目的を理解して取り入れるなら現実的な選択肢になります。
インデックス投資は、広く分散しながら長期で資産全体を増やす方法です。高配当株は、配当金を受け取りながら投資を続ける方法です。
初心者の場合は、まずインデックス投資を中心にしつつ、高配当株は少額で学びながら取り入れる考え方も現実的です。

配当金がもらえるなら、安全な投資なのかなと思っていました。

配当金は魅力ですが、高配当株も株式なので元本保証ではありません。株価が下がることもありますし、配当金が減ることもあります。
まとめ
高配当株は、初心者でも選択肢になります。
配当金を受け取れること、投資を続ける実感を持ちやすいことはメリットです。
一方で、元本保証ではなく、株価下落や減配のリスクもあります。初心者が高配当株を考えるなら、まず生活防衛資金を確保すること。そのうえで、長期で使わない余裕資金の中から少額で始めることが大切です。
高配当株は、焦って大きく買うものではありません。
家計を守りながら、自分が続けられる範囲で取り入れていきたいですね。
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