📋 この記事でわかること
条件①:配当利回り3%以上で候補を出す
条件②:過去5年の利益がちゃんと出ているか確認する
条件③:過去5〜10年の配当推移で減配傾向を確認する
高配当株投資を始めようとしても、
「銘柄が多すぎて、何を基準に選べばいいのかわからない」
「利回りが高い銘柄を買えばいいの?」
「減配されにくい会社はどう見分ければいいの?」
と迷う方は多いと思います。
高配当株は、ただ利回りが高い銘柄を買えばよいわけではありません。大切なのは、その配当を無理なく続けられる会社かどうかを確認することです。
この記事では、高配当株を探すときに見たい3つのチェックポイントを紹介します。

指標①:配当利回り3%以上を目安にする
高配当株を探すとき、まず確認したいのが配当利回りです。
配当利回りとは、株価に対して年間配当金がどのくらいあるかを示す指標です。
配当利回り = 1株あたり年間配当金 ÷ 株価 × 100
たとえば、株価が1,000円で、年間配当金が30円なら、配当利回りは3%です。
高配当株を探すときは、まず配当利回り3%以上をひとつの目安にすると、候補を絞りやすくなります。
4%以上の銘柄にも目が行きますが、株価が上がっている局面では選択肢は少なくなりますし、利回りが高ければ高いほど良い、というわけでもありません。
配当利回りが6〜7%を超えるような銘柄は、一見すると魅力的です。しかし、株価が大きく下がった結果として、利回りだけが高く見えている可能性もあります。このような銘柄は、将来的に減配されるリスクがあります。
配当利回りは、高配当株を探す入口として便利な指標です。ただし、利回りだけで買うかどうかを判断するのは危険です。
指標②:利益が安定しているか確認する
次に確認したいのが、会社の利益の安定性です。
配当は、基本的に会社が稼いだ利益から支払われます。そのため、いくら配当利回りが高くても、利益が大きく落ち込んでいたり、赤字が続いていたりする会社では、配当を維持できない可能性があります。高配当株を選ぶときは、次のような点を確認しておきたいです。
・毎年きちんと利益を出しているか
・赤字が続いていないか
・利益が大きく減っていないか
・一時的な利益ではなく、本業で稼げているか
初心者のうちは、細かい財務分析まで完璧にできなくても大丈夫です。まずは過去5年程度の営業利益や純利益を見て、会社が安定して稼げているかを確認しましょう。
毎年きれいに右肩上がりである必要はありません。景気や業種によって、利益が増えたり減ったりすることはあります。
大切なのは、この会社は、配当を出し続けるだけの利益を稼げているか?という視点で見ることです。
なお、配当性向も補助指標として見ておくと安心です。配当性向とは、利益のうちどれくらいを配当に回しているかを示す指標です。高すぎる場合は、無理な配当を出している可能性があります。
ただし、配当性向は業種や一時的な利益変動によっても変わります。初心者のうちは、配当性向だけで判断するのではなく、利益の安定性とあわせて見るくらいで十分です。
→ 関連記事:高配当株の選び方|初心者が失敗しない3つのポイント【減配を避けるコツ】
指標③:過去5〜10年の配当推移を見る
3つ目に確認したいのが、過去の配当推移です。
高配当株投資では、今の配当利回りだけでなく、過去にどのような配当を出してきたかを見ることが大切です。確認したいポイントは、次の3つです。
・減配を繰り返していないか
・配当を長く維持できているか
・少しずつでも増配しているか
毎年増配している企業は、株主還元に積極的な会社といえます。ただし、日本株の場合、連続増配だけにこだわりすぎる必要はありません。大切なのは、長期的に配当を維持・増加させる姿勢があるか?という視点です。
過去に減配していないからといって、将来も減配しないとは限りません。それでも、過去の配当実績は、その会社の株主還元姿勢を知るための大切な材料になります。

リーマンショックやコロナ禍のような、大変な時期でも配当を維持していた会社は、株主への還元、配当を大切にする姿勢が強いと言えますね

過去の実績で会社の姿勢がわかって、それが安心材料になるんですね!
スクリーナーを使った私の確認手順
高配当株を探すときは、証券会社のスクリーナーを使うと便利です。スクリーナーとは、条件を指定して銘柄を絞り込める検索ツールのことです。
私の場合、まず配当利回り3%以上を目安に候補を出します。ただし、その時点ですぐに買うことはありません。そのため、私は候補を出したあとに、
・過去5年程度の利益推移
・過去5〜10年の配当推移
・業種の偏り
・高すぎる利回りになっていないか
を確認するようにしています。高配当株投資では、利回りの高さに目が行きがちです。しかし、私が大切にしているのは、高利回りかどうかより、この配当を無理なく続けられそうかという視点です。
また、購入前には業種が偏りすぎていないかも確認します。高配当株は、銀行、商社、通信、リース、エネルギーなどに候補が集まりやすいです。同じ業種ばかりに集中すると、景気や金利、資源価格の変化によって、保有銘柄全体が同じ影響を受やすくなるので、この点も意識しています。
まとめ
高配当株を探すときは、次の3つを確認しましょう。
・配当利回り3%以上を目安にする
・過去5年程度の利益が安定しているか見る
・過去5〜10年の配当推移を確認する
配当利回りは、高配当株を探す入口として便利な指標です。ただし、利回りが高すぎる銘柄には、配当罠のリスクがあります。そのため、利回りだけで判断せず、会社が安定して利益を出しているか、過去に減配を繰り返していないかも確認することが大切です。
証券会社のスクリーナーを使えば、条件に合う銘柄を短時間で絞り込めます。業種の分散も意識しながら、自分が納得して長く持てる銘柄を、少しずつ増やしていくのが安心してはじめられると思います。
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