【2026年9月4週】電気・ガス代、11月から上がります|今週のお金ニュース3選

家計管理・節約

📋 この記事の結論
・11月検針分から、電気・ガス代が上がります
・政府の値引きが10月検針分で終わるためです
・冬に入る前に、光熱費を見直しておく

今週は、家計に直接効くニュースが3つありました。電気・ガスの値引き終了、過去最高のガソリン補助、長期金利の上昇。ばらばらに見えますが、たどると同じ一本の線につながります。

先に結論を書きます。11月検針分から、電気・ガス代が上がります。政府の値引きが10月検針分で終わるからです(請求月は契約先によって前後します)。冬に向けて使用量が増える時期と重なるので、いまのうちに光熱費を見ておいてください。

① 電気・ガスの値引きは、10月検針分で終わります

経済産業省の電気・ガス料金支援は、2026年7月から9月までの3か月の措置です。値引きは使用量に応じて毎月の請求から直接差し引かれています。

適用期間電気(低圧)都市ガス
2026年7月使用分(8月検針分)3.5円/kWh14.0円/㎥
2026年8月使用分(9月検針分)4.5円/kWh18.0円/㎥
2026年9月使用分(10月検針分)3.5円/kWh14.0円/㎥
電気・ガス料金支援の値引き単価(経済産業省 2026年6月12日認可)

表のいちばん下、10月検針分が最後です。10月使用分(11月検針分)以降の支援については、9月26日時点で公表されていません。

影響額を出してみます。電気を月400kWh、都市ガスを月30㎥使う家庭なら、電気が400×3.5=1,400円、ガスが30×14.0=420円。あわせて月およそ1,800円が、11月検針分から差し引かれなくなる計算です。

花ちゃん
花ちゃん

値上げのお知らせが来るわけじゃないんですね。

くらアセ管理人
くらアセ管理人

そこが厄介なところ。単価は変わらないのに、値引きが消えるぶん請求額だけが上がる。気づきにくい値上げなんだ。

出典:経済産業省「2026年7月、8月及び9月使用分の電気・ガス料金支援の実施に伴い、電気・都市ガス料金の値引きを行うことができる特例認可・承認を行いました」(2026年6月12日)

② ガソリンは、51円の補助で抑えられています

9月17日から、燃料油の補助が1リットルあたり51.0円になりました。ガソリン・軽油・灯油・重油がすべて同額で、航空機燃料は40.8円です。

これは「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」という制度で、2026年3月19日から始まりました。いまガソリンスタンドで見ている価格は、補助がなければ51円高い水準です。原油価格の上昇そのものは止まっておらず、補助金で店頭価格だけが抑えられている状態が続いています。

灯油も同じ51.0円の対象です。これから暖房を使う時期に入るため、この補助がいつまで続くかは、冬の光熱費を大きく左右します。制度の終了時期は、ガソリン・軽油の暫定税率の扱いに結論が出るまで、とされています。

出典:資源エネルギー庁「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」(2026年9月17日以降の支給単価)

③ 長期金利は3.07%まで上がりました

国債の利回りも動いています。10年物国債の利回りは、9月24日に3.073%をつけました。9月4日の2.910%が月内の最低で、そこから0.16%上昇したことになります。

日付10年30年
9月4日2.910%3.965%
9月18日2.981%4.044%
9月24日3.073%4.115%
10年物国債の流通利回り(財務省)

長期金利が上がると影響を受けるのは、住宅ローンの固定金利です。フラット35などの固定金利は長期金利を参照して決まるため、これから借りる人や固定で借り換えようとしている人には向かい風になります。

一方、変動金利が参照するのは日銀の政策金利です。こちらは9月18日の利上げで1.25%になりましたが、返済額に反映されるまでには時間差があります。

→ 関連記事:日銀の利上げで住宅ローンはいつ上がる?前回6月の実績から考える

出典:財務省「国債金利情報」(令和8年9月)

3つをつなぐと見えること

この3つは、原油高が家計に回ってくる途中の姿です。中東情勢で原油が上がり、それがガソリンと電気・ガスの原価を押し上げる。政府は補助金で店頭価格を抑えるが、その補助は無限ではない。実際、電気・ガスのほうは10月で切れます。

そして物価が上がれば金利も上がる。長期金利の3.07%は、市場が「物価はまだ上がる」と見ていることの表れです。

つまり、光熱費と借入コストの両方が同じ方向に動いています。

→ 関連記事:2026年後半、物価は上がるのか?指数から考察

まとめ

  • 11月検針分から電気・ガス代が上がる。値引き(電気3.5円/kWh、ガス14.0円/㎥)は10月検針分で終了
  • 月400kWh・30㎥の家庭で、およそ月1,800円の負担増
  • ガソリン・灯油は1リットル51.0円の補助で抑えられている状態。終了時期は未定
  • 10年国債の利回りは9月24日に3.073%。住宅ローンの固定金利には向かい風

冬に入る前のいまが、光熱費を見直す最後のタイミングです。

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