高配当株の選び方|初心者が失敗しない3つのポイント【減配を避けるコツ】

個別株投資

この記事を読むことで、「高利回りに飛びついて失敗するリスク」を避けることができます。

  1. 利回りだけで選ばない(高すぎる利回りには裏がある)
  2. 減配リスクを必ず見る(配当が維持される力が重要)
  3. バランス(安定 or 成長)を決める(投資のゴールを明確にする)

「配当金で生活を豊かにしたい」、「でも、どの株を選べばいいのか分からない」そんな悩みを持つ初心者の方も多いのではないでしょうか。私自身も最初は、利回りの高さだけで銘柄を選びそうになりました。この記事では、そうした方でも困らないよう、月1〜3万程度円の配当金を目指すために必要な「本質的な選び方」を解説します。家計を安定させながら配当収入を積み上げたい方にとっても重要な考え方です。

高配当株の基本から知りたい方は、まずはこちらからどうぞ
<初心者向け>高配当株ってなに?わかりやすく解説
高配当株のメリットを整理したい方はこちら
高配当株の魅力とは?私が取り入れたいと思う理由3選

高配当株選びで失敗する人の特徴

まず、多くの初心者が陥る「負けパターン」を知っておくことが大事です。

  • 利回りランキングの上位から順に買ってしまう
  • 株価が右肩下がりの銘柄を「安くなっている」と勘違いして買う
  • なぜ配当が出るのか(業績)を確認していない

高配当株投資の最大の失敗は、「配当金をもらう以上に、株価が暴落したり、配当がなくなったり(減配)すること」です。

高配当株選びの3ステップ

さきほどの負けパターンを回避しながら銘柄を選んでいけるような、具体的なステップを次から見ていきましょう。

選び方①:利回りを確認する

最も失敗しやすいのが「利回りが高い=良い株」と勘違いしてしまうことです。

一般的に、日本の高配当株であれば3.5%〜5%程度が目安です。

もし利回りが7%や10%を超えている場合、それは「業績が悪化して株価が下がっているため、相対的に利回りが上がっている」という罠銘柄(バリュートラップ)の可能性があります。

わかりやすく、次のように想像してみてください。

あなたはお宝を手に入れるためにオークション会場にいます。
そこで、目に見えてわかりやすく輝くお宝があるのに、誰も買おうとしません。
さて、これはチャンスでしょうか?

もちろんチャンスの可能性もありますが、多くの人が見た上で買われていない場合は、やはり買われない理由があると思います。これは株式市場にもそのまま当てはまります。
極端に配当利回りが高い銘柄は、なにかしらの要因で株価が下がっていると警戒するほうが無難です。

選び方②:減配リスクを見る

次に長期で高配当株を持つ際に最も重要と言ってもいいのが「その配当は来年も続くのか?」という視点です。

今の配当が良くても、来年配当が下がってしまっては面白くありません。ちょっと面白くないだけならまだしも、最悪の場合は、配当がなくなる(無配転落)ことさえありえます。

高配当株を買うのであれば、減配や無配転落は絶対に避けたいところです。

高配当選びの際は、以下の3つの指標をチェックするだけで、精度は劇的に上がります。

  • 配当性向: 利益の何%を配当に回しているか。目安は30〜50%です。80%を超えていると、無理をして配当を出している証拠です。
  • 過去実績: ◯年連続減配なし等、長期にわたっての配当実績があるかどうか。もちろん将来のことはわかりませんが、少なくともそれだけの実績があることは1つの材料になります。
  • 自己資本比率: 企業の財務の健全性。40%以上あれば、一時的な不況でも配当を維持できる体力があります。

選び方③:安定をとるか成長をとるか

最後に、自分がどんなポートフォリオを作りたいのか「軸」を決めましょう。今、家計の補助として安定した配当が欲しいのか、将来に向けて配当を増やしていきたいのかでも選ぶ銘柄は変わります。

簡単にいうと次のような形です。

タイプ特徴向いている銘柄
今すぐ現金が欲しい
(安定型)
安定した配当が期待できる反面、割安では買いにくい。通信、インフラ、商社など
将来の配当を増やしたい
(成長型)
今の利回りは低いが、増配前に変えれば割安で買える。株主還元の強化に取り組み始めた銘柄など

まずはすでに高配当株になっている大型企業の株を買うことが安定します。ですが、そうした株は企業としても成熟していることが多く、爆発的に成長したり、配当が劇的に増えることも少なくなります。

一方で、これまでは配当は少なかったけれど、最近になって配当性向を引き上げているような企業は、配当がドンドン伸びていく可能性が高くなります。

たとえば、今は配当利回り2%になっているけれど、業績も堅調で、配当を段階的に引上げる方針がでているようであれば、将来の高配当銘柄の候補として選択肢になると思います。こうした銘柄は、中小型の銘柄なども多いので、財務が安定しているかもしっかりと見ておきたいところになります。

実例 

たとえば、高配当株の代表的な銘柄に日本たばこ産業(JT)があります。JTの情報をまとめると以下の通りになります。

銘柄紹介カード
日本たばこ産業(JT) 2914
配当利回り
4.18%
PER
18.0
PBR
2.52
自己資本比率
48.5%
フリーCF
+2491億円
時価総額
11.58兆円
コメント
国内たばこ製造の最大手。M&Aで海外市場も展開。加熱式タバコも注力。その他医薬・食品など。

上の情報にはありませんが、JTは2021年に減配をしているものの、そこを除けば安定した配当を出し続けています。もちろん減配実績があるのは懸念材料ではありますが、それでも安定性が買われて高配当株では人気の銘柄です。

まとめ

高配当株投資は、正しい知識さえあれば「お金のなる木」を育てるような楽しい資産形成術です。ですが、選び方を間違えると、木は枯れて元気がなくなり、果実も減ってしまいます。

  • 利回りの高さに惑わされない
  • 財務指標で「守り」を確認する
  • 自分のゴールに合った銘柄を添える

まずは1株からでも、この3つの基準に合う銘柄を探してみてください。その一歩が、将来の不労所得への大きな一歩になります。

インデックス投資との違いはこちらの記事で解説しています。
NISAでインデックスか高配当かで迷ったときに考えたいこと

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