この記事でわかること
- ドルコスト平均法は、毎月同じ金額を積み立てる投資方法
- 相場が下がっても、安くたくさん買える仕組みになっている
- 相場を予想する必要がなく、忙しい会社員でも続けやすい
- 長く続けるほど、資産形成の効果を実感しやすくなる
「毎月コツコツ積み立てているのに、相場が下がると不安になる…」NISAを始めたばかりの方なら、一度は経験する悩みではないでしょうか。私自身も、評価額が大きく下がる場面では不安を感じたことがあります。
そんなときに支えになるのが、ドルコスト平均法の考え方です。この仕組みを理解しておくと、暴落を必要以上に怖がらず、落ち着いて積立を続けやすくなります。
ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法とは、毎月決まった金額を定期的に買い続ける投資方法です。

価格が高いときは少しだけ購入し、価格が安いときはたくさん購入します。つまり、相場の上下に関係なく買い続けることで、購入価格をならしていく仕組みです。
たとえば毎月1万円を積み立てる場合、
- 基準価額が1,000円なら10口購入
- 基準価額が500円なら20口購入
できます。価格が下がったときほど多く買えるため、長く続けることで平均購入単価を抑えやすくなります。
暴落時こそ積立の力が発揮される
投資をしていると、必ず大きな下落局面を経験します。実際に、リーマンショックではS&P500が約50%下落しました。しかし、その期間も積立を続けていた人は、安い価格で多くの口数を購入できました。
その後相場が回復すると、暴落時に買った分が大きく成長し、結果として資産形成を後押しすることになります。相場が下がると不安になりますが、積立投資の視点で見ると「安く買える期間」とも考えられるのです。
積立をやめたくなるときが一番危ない
相場が大きく下落すると、もう投資はやめたほうがいいかも…」と感じることがあります。これは珍しいことではありません。
行動経済学では、人は利益を得る喜びよりも、損失の苦痛を強く感じることが知られています。
そのため、下落時に積立をやめたくなるのは自然な反応です。
ただし、積立投資ではそのタイミングでやめてしまうことが、将来のリターンを逃す原因になることもあります。
私の場合、投資歴はまだ長くありませんが、令和のブラックマンデーと呼ばれた急落局面でも積立は止めませんでした。むしろ少額ではありますが、オルカンを追加で買い増しました。振り返ると、積立設定を自動化していたことが冷静な判断につながったと思います。
感情に振り回されないための工夫
積立投資で大切なのは、相場を当てることではなく続けることです。そのためには、感情よりも仕組みに頼るほうが効果的です。
おすすめなのは次の3つです。
- 価格を毎日確認しない
- 自動積立を設定する
- 投資の目的を言葉にして残しておく
特に会社員は仕事や家庭で忙しいため、「何もしなくても続く仕組み」を作ることが大切だと思います。
ドルコスト平均法にも弱点はある
もちろん、ドルコスト平均法は万能ではありません。相場がずっと右肩上がりで上昇する場合は、一括投資のほうが高いリターンになることもあります。
また、積立を続けても短期的には含み損になる可能性があります。ただ、多くの会社員にとっては、「投資タイミングを悩まずに続けられる」というメリットのほうが大きいと感じています。
資産形成で大切なのは、最高の結果を狙うことよりも、途中でやめないことだからです。
まとめ
この記事のポイントを整理します。
- ドルコスト平均法は、毎月同じ金額を積み立てる投資方法
- 価格が下がるほど多く買えるため、平均購入単価を抑えやすい
- 暴落は積立投資にとって「安く買える期間」でもある
- 積立をやめたくなるときほど冷静さが大切
- 自動積立を活用して、長く続ける仕組みを作ろう
投資で最も難しいのは、「始めること」よりも「続けること」です。ドルコスト平均法は、その継続を助けてくれる仕組みでもあります。相場に一喜一憂せず、まずは自分のペースで積み立てを続けていきましょう。


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