📋 この記事でわかること
・100万円がコロナ級で約70万円、リーマン級で約38万円になる
・底を打つまでの期間も、下落率と同じくらい効いてくる
・想定しておくかどうかで、下落時の行動が変わる
投資をしていると、「もし暴落が来たらどうしよう」と一度は考えたことがあると思います。
ただ実際には、どれくらい減るのかをはっきり分からないまま投資している人も多いのではないでしょうか。私自身も、最初は「そのうち戻るだろう」と思いながらも、いざ下がると不安になることがありました。
この記事では、過去の暴落で実際にどれくらい下がったのかを数字で確認したうえで、自分の資産に当てはめられるツールを用意しています。
100万円は、暴落でいくらになる?
まず過去の実績です。日経平均株価は、2つの大きな暴落でこれだけ下がりました。
| 暴落 | 下落率 | 100万円が | 底を打つまで |
|---|---|---|---|
| コロナショック(2020年) | 約-30% | 約70万円 | 約1か月 |
| リーマンショック(2008年) | 約-62% | 約38万円 | 約610日(1年8か月) |
リーマンショックでは、日経平均は2007年2月の高値18,300円から、2008年10月の安値6,994円まで下げました。100万円が38万円です。
注目したいのは右端の「底を打つまで」です。コロナショックは1か月で底を打ち、1年以内に回復しました。一方リーマンショックは下がり続ける期間が1年8か月あり、その後の回復にも年単位の時間がかかっています。
下落率だけでなく、この「下がり続ける時間の長さ」が、投資をやめたくなる本当の理由になります。

1年8か月も下がり続けるんですか…。毎月マイナスの報告を見るのはつらそうです。

そこがいちばんきついところだと思います。だからこそ、生活費まで投資に回していないか、という点が効いてきます。
自分の資産で試してみる
では、自分の場合はどうでしょうか。下のツールでは、保有資産を入力するだけで、コロナショック級・リーマンショック級の下落時にどれくらいの損失になるかを確認できます。前提資産はシンプルに、株式・債券・現金の3つだけにしています。
※うまく表示されない場合はこちらから直接起動できます
現金や債券を持っていると、同じ暴落でも減り方が変わることが分かるはずです。
→ リスク資産割合の目安は「100−年齢」?40代会社員向けにわかりやすく解説
想定していない下落が一番きつい
結果はいかがだったでしょうか。同じ暴落といっても、自分の資産額に当てはめるとインパクトが段違いだったのではないでしょうか。
こうした暴落はいつか必ず来ますが、タイミングは分かりません。だからこそ問題になるのは、「想定していないこと」です。
心の中で「最悪はこのくらい下がるかも」という意識があるのとないのとでは、実際の行動が大きく変わります。想定していない下落ほど人は冷静さを失いますし、逆に事前に知っていれば、耐えられるかどうかを判断できます。
まとめ
- 100万円は、コロナ級の暴落で約70万円、リーマン級で約38万円になる
- 下落率だけでなく、底を打つまでの期間(リーマンは約1年8か月)も効いてくる
- 現金や債券の割合で、減り方は変わる
- 大事なのは増やすことより、市場から退場しないこと
リスクを把握し、許容できる範囲に抑え、家計とのバランスを取る。この「耐えられる設計」ができていれば、暴落が来ても続けられます。
※過去の下落率は日経平均株価の実績です(コロナショックは2020年3月、リーマンショックは2007年2月の高値から2008年10月の安値まで)。将来の下落幅を示すものではありません。
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