結論(この記事でわかること)
- ツールの初期設定のままでも、チリツモ支出は10年で約173万円になる計算
- 全部やめる必要はない。削る・残す・置き換えるの3つに仕分ければいい
- 浮いた月5,000円を積立に回すと、20年で約206万円になる
「150円の缶コーヒー、220円のATM手数料。ひとつひとつは、なんてことのない金額ですよね。
でも、その『なんとなく』の積み重ねが、実は将来の数百万円を諦めているのと同じだとしたら……?
固定費の見直しは頑張っているけれど、財布からいつの間にかお金が消えていく。そんな方は、一度この『チリツモ』の現実を直視してみる必要があるかもしれません。
今回は、あなたの『日常に隠れた支出』を10年分に換算して可視化するツールをご紹介します。」

管理人さんは、なにか使っているものありますか?

いやぁ、コンビニのコーヒーついつい買っちゃうんだよね・・・。
まずはシミュレーション|チリツモを確認
今回作成したのがこちらのツール。チリツモくんです。
使い方は、各項目の金額と回数を入れて、結果ボタンを押すだけです。
そうすると1ヶ月後、1年後、10年後の積み上がり金額が確認できます。
※うまく表示されない場合はこちらから直接起動できます
ちなみに初期設定のままだと、次の内容で計算されています。
| 項目 | 1回あたり | 頻度 | 年間 |
|---|---|---|---|
| ATM手数料 | 220円 | 週1回 | 11,440円 |
| コンビニついで買い | 500円 | 週3回 | 78,000円 |
| 自販機での飲料 | 160円 | 週5回 | 41,600円 |
| その他 | 800円 | 週1回 | 41,600円 |
合計すると月14,376円、年172,640円、10年で約173万円。どれも「たまたま今日買っただけ」に見える金額ですが、10年分をまとめると車の頭金くらいにはなります。
なぜチリツモは気づきにくいのか
さて、結果はどうだったでしょうか。
チリツモ支出が見えにくいのは、1回あたりが数百円程度で、あまり痛みを感じにくいからです。
ですが実際には、こうした支出は習慣になりやすく、無意識のうちに繰り返されます。
その結果、気づいたときには思った以上の金額になっていることもあります。
ただし、ここで大事なのは、全部をやめる必要はないということです。
ちょっとした楽しみや、忙しい日の時短のために使っているお金もあると思います。
そうした価値のある支出まで無理に削る必要はありません。
大切なのは、無意識に使っているお金に少し目を向けてみることです。
「ちょっと意識してみる」だけでも、日々の行動は少しずつ変わっていきます。
全部やめない。3つに仕分けるだけでいい
ここまで読んで「じゃあ我慢しよう」と思った方は、少し待ってください。我慢だけの節約は続きません。おすすめは、削る・残す・置き換えるの3つに仕分ける方法です。
| 仕分け | 考え方 | 例 |
|---|---|---|
| 削る | あってもなくても満足度が変わらないもの | ATM手数料、なんとなく続けているサブスク |
| 残す | 自分がはっきり価値を感じているもの | 仕事前の1杯のコーヒー、休日の外食 |
| 置き換える | 満足度は保ったまま安くできるもの | 自販機160円 → 水筒やまとめ買い |
この中で最初に手をつけたいのは「削る」に入るものです。満足度が下がらないので、我慢が要りません。
たとえばATM手数料の220円。時間を選んで引き出すだけで年11,440円、10年で約11万円が残ります。これは節約というより、ただの取りこぼしです。
逆に「残す」に入れたものは、堂々と使ってください。ここを削ると家計の見直し自体が嫌になり、結局は続きません。

置き換えって、そんなに変わるものですか?

自販機を週5回から2回に減らすだけで、年24,960円浮くよ。やめるんじゃなくて回数を半分にするだけ。これなら続けられるでしょ。
支出を削るのが難しいなら、もらえるものを取りにいくという手もあります。ふるさと納税なら2,000円の負担で返礼品が届くので、食費や日用品費をそのまま浮かせられます。削る・置き換えるに続く、3つ目の選択肢です。
浮いたお金に「行き先」を決めておく
見直しで浮いたお金は、放っておくと生活費に溶けます。浮かせた瞬間に行き先を決めておくと、確実に残ります。
仮に月5,000円だけ浮かせて、それをそのまま積立に回した場合はこうなります。
| 積立に回す額 | 10年後 | 20年後 |
|---|---|---|
| 月3,000円 | 約47万円 | 約124万円 |
| 月5,000円 | 約78万円 | 約206万円 |
| 月1万円 | 約156万円 | 約413万円 |
※年5%で運用できた場合の試算。税金・手数料は考慮していません。
我慢して減らした支出が、そのまま将来の資産になる形です。チリツモは、減らすだけでなく増やす側にも効きます。
→ 月5,000円の積立は意味ない?20年で元本の約1.7倍になる計算
浮いたお金の配分そのものに迷う場合は、こちらも参考にどうぞ。
→ 40代会社員の貯金・投資の割合は?50-30-20ルールで家計を整える「黄金比」を解説

管理人さん、1日1杯150円のコーヒー、10年で約55万円ですよ。最新MacBookが何台買えるか分かってます?

うっ…可視化されるとグサッとくるね…。
まとめ
今回は、日頃のちょっと使いがどれくらい積み上がるのかを、実際にシミュレーションできる形で紹介しました。
こうした支出を意識することは、会社員が資産形成を進めていくうえで、余力をつくることにもつながります。余剰資金ができれば、将来に向けて投資に回すこともできます。
まさに、塵も積もれば山となる、です。
普段の使い方を少し振り返るきっかけとして、ぜひ一度チェックしてみてください。
家計管理についてはこちらの記事でも紹介しています。
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